◎大会報告(text&photo by ウラシマ)
今年で10回目となるパラグライダー学生選手権。今年は足尾山、SET茨城で行われることとなった。
3月14日。朝8時という早い時間帯にもかかわらず多くの学生の熱気で包まれていた。

本年度は試験的にOPENクラスを積極的に取り入れてきた。今大会も1st,2nd,OPENの3クラス制である。

1st、2ndの見所はこちらのページを見てほしい



残念ながら初日は飛べそうもない。そこで通称モーパラにて立ち上げを行った。
OPENクラスはタスクがグラハンであるので、競技を行うようだ。
そこで注目選手を挙げてみた。

1番手はsolyers山元の推薦、西川君こと田中勇作選手

田中選手の意気込み(音声のみ)

次にfeewave了さん推薦、コン君こと近洋平選手

近選手の意気込み(音声のみ)

最後に十+ドレミさん推薦、カッパこと六角幸恵選手

六角選手の意気込み(音声のみ)

今回のタスクはグラハンデュレーション。OPENの11選手が同時に立ち上げを行う。

1戦目
少し風が弱めの中スタート。
注目の近選手が早速勝ち残った。
風がよわかったせいもあり、場所取りも重要であることをみんな悟ったようである。

2戦目
風向きは少し変わったものの、強さはちょうどいい感じ。
スタート。
風がいいせいか、なかなか終わらない。
田中選手、近選手も残っている。


西川ツブしに掛かったw
西川の風上に移動し、インテーク封じ! どや!キツいやろォ!!

・・・・・・あれ?西川潰れへん!
ん? アララ??風落ちた! ぬぉ!片翼つぶれた!(俺のw)  パサ・・・(俺w)

風上に回り、落としに掛かったが、西川は上手く維持。
対する俺は自爆と相成ったw
メットの日章旗が、神風特攻機の如く散ったのである(爆)

ツブしに掛かるときは、相手を選ばないといけないですなw
まいりましたm(_ _)m

(freewave blogより抜粋)

田中選手勝利!

3戦目
少し強めのコンディション。軽め体重の人にはちょっとつらそうだ。
ここでも田中選手安定した強さを見せつけトップ。

タスク1は田中選手がトップに立った。

この後、全クラスを4チームに分け、グラハンリレー!
各チームで使えるグライダーとハーネスは1つ。
これをゴールラインまでグラハンし、もどって交代というゲーム。
走りやすいハーネス、速いグライダーなど各チームが頭をひねりあい、
上級者はアドバイス、サポートといったところまで使う、新感覚ゲームにみんな盛り上がった。
ここで初日は終了。各選手風呂メシの後公民館にて交流を深めた。

3月15日。大会二日目。
今日も風はフォローである。
しかしながら1stは西テイクオフからテイクオフを狙って
ウェイチングすることとなった。
なお競技前に今大会が最後の学生大会となる及川了選手に意気込みを聞いた
及川選手の意気込み(動画)

その間2nd、OPENクラスはメインの東テイクオフ、南テイクオフを見学。
初めて林道を歩いた選手からは「これをパラザックかついで歩くの?」などという悲鳴に近い声も挙がった。


その後昼ごはんの時間をはさみ、2ndとOPENは加賀山さんによる講義を行った。
その後モーパラに移動し、OPENクラスの競技を行った。

タスクはグラハンフラッグ(仮名称)。
これは1対1のトーナメント制である。
風上側にあるボールを先にけったほうが勝ちというとてもシンプルなレース。

加賀山さんによる解説によると勝負のポイントは、スタート前。
この時間で風に対し、グライダーを正対させ、きれいに敷き、自分が中心になるポジショニングすること。
立ち上がるのが早ければ断然有利!

ここで圧倒的な強さを見せたのがさんちゃんこと山同望選手(YUPC)
全レース余裕の勝利であった。
続いて2位3位も女性が占めた。2位はsolyersの松尾明音選手、3位はペキンこと加藤美奈子選手であった。


一方1stはというと・・・。
午後になってコンディションがよくなってきたようだ。
結局競技は成立。

夜にはコンディションミーティングが行われ、各選手がそれぞれのフライトを振り返りました。
こうして2日目の夜も更けていきました・・・。

3月16日大会3日目競技最終日
今日は飛べそうとのことで、すぐに1st、2nd選手はテイクオフへ。
OPENはランディングで講義。

1st、2ndは11時同時ゲートオープン。
しかしゲートオープン少し前から高層雲が張り出し、日射がさえぎられてしまった。
先にテイクオフしたひとたちも、キープがやっとといった感じだ。
尾崎茂樹選手(freewave)は一番手でテイクオフするもすぐにぶっ飛んでしまう。
他の選手がためらう中、村上選手(中大ハング)、山口選手(YUPC)がテイクオフ。
その後も各選手がどんどんテイクオフ。

しかしコンディションは回復せず、全員が一本とび、競技終了となってしまった。

各自風呂メシを済ませ、夜に結果発表。
1st、2ndともに3日目は不成立となった。
1stはハング並の速さでタスクを回った椋本選手(EPO)が学生チャンピオンとなった。
2ndは残念ながら3大会中2大会不成立となり、尾神カップの成績がそのまま年間ランキングとなった。
1位はムッツこと伊田選手、2位はくにおこと関根選手でEPOの1−2フィニッシュとなった。
OPENは本年度は試験のため、正式には残らないが、山同選手が1位となった。

その後レセプションに突入、多いに飲み、楽しみ、語り、最高の時を過ごした。

3月17日最終日
表彰式。
各クラスの表彰を行い、記念写真をとり解散となった。
こうして2005年度Gリーグのすべての日程を終えた。



最後に本年度卒業生の皆さんおめでとうございます。
社会にでてもニートになっても、
トップをめざして飛翔することを願っています。






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