第22回全日本パラグライダー学生選手権in足尾 主催者報告
2/26~3/1に行われた全日本パラグライダー選手権2018in足尾の報告です。今大会は天気に恵まれ、大会4日間の内3日間成立することになりました。
expertクラスは、2位の川波選手にわずか2秒差をつけて田邊選手が1位でゴールするなど、一日目から白熱したレースとなりました。2日目、3日目は天候が優れずどの選手もゴールできませんでしたが、一日目に遅れを取ってしまった福丸選手がタイミングを見極めたフライトにより、みごと総合優勝に輝きました。
1stクラスは1日目から1本のフライトで何時間も飛ぶという、こちらも白熱した勝負になりました。ただ、長時間飛び過ぎて集中力が切れてしまったせいか、空中接触やアウトランが生じてしまい、3名の選手が記録なしとなってしまいました。そんな中約6時間という大記録を樹立した畔柳選手がトップになりました。2日目は、輿石選手がTOのタイミングを見極めてトップに、3日目は先日Pをとったばかりの富沢選手が午後に上がるタイミングを見つけトップになりました。総合優勝は1日目に大記録を打ち立てた畔柳選手になりました。
2ndは、1日目2日目に稲葉選手が合計3回ターゲットを踏むことに成功しました。また、3日目にはA級の中川選手が26㎝という大記録を出しました。そんな中、岩瀬選手は3日間で合計2回ターゲットを踏み、安定したLDを重ね総合で稲葉選手を追い抜き見事優勝しました。
今回は天気に恵まれて、大きな怪我もなく非常に充実した大会だったと思います。しかし、運営において至らぬ点が多々あり、多くの人にご迷惑をお掛けしてしまいました。特に、予定が合わず参加できなかった他エリアの方々には深くお詫び申し上げたいと思います。また、4日間手伝ってくださったスタッフの方々、TO・LDで大会中選手を見守って下さったnasaインストラクターの竹内様(通称 名人)と板垣様(通称 板さん)、協賛品にご協力いただいた企業の方々、心から感謝を申し上げたいと思います。
実行委員長 早田星也
パラグライダー学生選手権2018 Expert Class 大会結果報告書
【第1日目】 2018年 2月 26日 (成立) |
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タスク |
APT(パラメインTO) B01(足尾山頂)SS ZLA(パラメインLD) B02(猿壁) B08(釣り堀) W20(風車2) B12(猿公園) B16(小学校)ES |
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参加の意思表示をした選手数 |
Nto |
5人 |
ミニマム距離を越えなかった選手 |
Nb |
0人 |
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上記Nto内のシード選手数 |
S-1点の者 |
0人 0人 0人 |
ゴールした選手数 |
Nf |
3人 |
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設定されたタスク距離 |
Dt |
14.26Km |
最短フライト時間 |
Tmin |
1: 01:
32 |
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ミニマム距離 |
Dmin |
3.00Km |
ゲートオープン累積時間 |
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5: 00:
00 |
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最長飛行距離 |
Dmax |
14.26Km |
気象条件:北東3.4m/s |
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概 要: 北東風が強まり始めた時間にタスクスタート。リッジとサーマルで終始上がる状況だったが上空はかなり荒れ始め、途中、風車2から帰ってくることに苦戦。川波選手は途中リードを許した田邊選手にも最後の追い上げでわずか2秒差にまで縮めることに成功し、白熱したレースとなった。大会が成立した3日間のうちで最も良いコンディションだった。 |
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【第2日目】 2018年 2月 27日 (成立) |
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タスク |
APT(パラメインTO) ACT(COOTO)SS B04(HGでこ) B12(猿公園) B01(足尾山頂) ZL3(MPGLD) B25(nasaショップ) WM2(風車2) B23(農協) B06(お墓)ES ZLA(パラメインLD) |
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参加の意思表示をした選手数 |
Nto |
6人 |
ミニマム距離を越えなかった選手 |
Nb |
3人 |
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上記Nto内のシード選手数 |
S-1点の者 |
0人 0人 0人 |
ゴールした選手数 |
Nf |
0人 |
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設定されたタスク距離 |
Dt |
24.40Km |
最短フライト時間 |
Tmin |
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ミニマム距離 |
Dmin |
3.00Km |
ゲートオープン累積時間 |
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5: 00: 00 |
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最長飛行距離 |
Dmax |
4.73Km |
気象条件:曇り時々晴れ南東2m/s |
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概 要: 予報では絶好のレース日和だったが、昼前から雲が出始め、オーバーキャストしてしまった。1本目フライトした選手はスタートできなかったり、ミニマム距離を超えることができず、リフライトをした。14時すぎからリフトが出始め、ミニマム距離はこえたものの最長でも猿公園までとなり、ゴールは誰もできなかった。 |
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【第3日目】 2018年 2月 28日 (成立) |
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タスク |
APT(パラメインTO) B03(石切り場)SS ZLA(パラメインLD) B10(きのこ山) B01(足尾山頂) B12(猿公園) B02(猿壁) ZL3(MPGLD) B07(講習場)ES ZLA(パラメインLD) |
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参加の意思表示をした選手数 |
Nto |
6人 |
ミニマム距離を越えなかった選手 |
Nb |
3人 |
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上記Nto内のシード選手数 |
S-1点の者 |
0人 0人 0人 |
ゴールした選手数 |
Nf |
0人 |
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設定されたタスク距離 |
Dt |
17.80Km |
最短フライト時間 |
Tmin |
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|
ミニマム距離 |
Dmin |
3.00Km |
ゲートオープン累積時間 |
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5: 00:
00 |
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最長飛行距離 |
Dmax |
15.48Km |
気象条件:晴れ時々曇り南東1m/s |
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概 要: 3日目も予報に反してオーバーキャスト気味だったが時折晴れ間も出るようなタイミングの難しいレースとなった。1本目に飛び出してすぐランディングしてしまう選手がいる中、福丸選手は晴れ間のタイミングを見計らい、一人でMPGLDまで回りランディング。しかしリフライトした田邊選手は最後の最後まで粘りを見せたが福丸選手までは追いつけずに終了。 |
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